読書や手芸も好きだけど、たまには少し違ったこともしたくなる。でも暑い中外に出るのは億劫…。そんなとき、ちょっとした思い付きで始めたのが「オリジナル塗り絵」。
この記事では、ChatGPTを使って塗り絵を作る方法と、理想の塗り絵に近づけるためのコツ・アレンジのアイディアを紹介します。

おうち時間が好きな大人の女性にこそ、おすすめしたいちょっと特別なインドア趣味です。
ChatGPTで塗り絵をつくる方法
◆ChatGPTで塗り絵をつくる方法
- ChatGPTを開く
無料のプランで可。ただしその場合には1日3枚まで、と画像生成に上限あり。 - 塗り絵をつくるためのプロンプト(指示文)を入力する
※後ほど解説 - 完成したイラストを印刷して塗る/iPadなどで着色
ChatGPTを利用した塗り絵作成の方法はとっても簡単。完成したイラストは、ご自宅やコンビニのプリンターで印刷するほか、お持ちのiPadやiPhone、PCで着色することも可能です。

例として、私が作成した際の「やりとり」をお見せします。

箇条書きで希望する塗り絵のテイストを伝えました。プロンプトを送信すると、すぐに画像の生成が開始され、数十秒後には下記の画像が完成。

希望したように、花束を持ったヤギの塗り絵です。プロンプトを送信する過程を含めても5分とかからずにオリジナルの塗り絵ができました。
しかし、想像していた塗り絵と比べるとかわいらしすぎる気も…。

そこで、次の見出しでは、より自分の理想に近い塗り絵を作成するためのコツを紹介します。
理想に近い塗り絵を作成するためのプロンプト
いざ指示文を送って塗り絵を作成してもらったものの、イメージと違うと残念な気持ちになりますよね。そこは自分で描いたり既存ものを購入するのとは違い、AIが作るからこその行き違いも生じます。
そこでより理想に近い塗り絵を作成するためには、どのように指示を出したら良いのか、指示文のコツを紹介します。
指示文は細かく!
◆指示文の内容
- モチーフ
(例:花束を持ったヤギ、花柄のティーカップに入った縞模様の猫) - 線の太さ
(例:細め、やや細め、やや太め、太め、0.5mm、0.8mm以下) - 線の種類
(例:なめらか、しなやか、筆ペン風、カクカク、直線、幾何学模様風) - 雰囲気
(例:ナチュラル、ノスタルジック、ファンタジー、北欧風、エスニック、絵本) - 細かさ
(例:5分で完成、1時間で完成、3時間で完成、12時間で完成) - 向き
(例:縦長、横長、スクエア) - 使用する色
(例:背景は白で、線画は黒。 より的確に表現してもらうには、カラーコードで表現するほうがおすすめ。) - その他
(例:バストアップ、二頭身、A4サイズに印刷したい、30日に分けて塗るアドベンドカレンダー風にして楽しみたい)
イメージがある程度はっきりしている場合には、なるべく細かく指示を出すことが大切です。

先ほど完成したヤギの塗り絵をよりイメージに近づけるために、改めて下記のプロンプトを送信しました。

「細かく」と伝えていたところを「2~3時間かけて完成する」にし、モチーフの大きさについても「バストアップ」と詳しく伝えました。その結果、完成したのがこちらです。


最初に完成したものと比べて、ぐっとモダンで大人が塗っても楽しめるくらいの細かさになりました。
完成作品とプロンプト集
これまでに紹介した塗り絵以外に、3作品をプロントとともに紹介します。
①線の細さを指定して
◆プロンプト
モチーフは、パキケファロサウルスで写真に近いリアルさ。
背景はシンプルで白。
線は0.5mmより細く、しなやか。
じっくり塗りたいので、12時間かけて完成するくらいの細かさ。


線の細さを0.5mm以下と指定したことで、かなり繊細なイラストが完成しました。これは塗りがいがありますね。
②アドベントカレンダー風にして
◆プロンプト
30日間に分けて、少しずつ塗るアドベントカレンダー風の塗り絵を作成してください。
向きは横長で縦5×横6になるように。各日の区切りは点線。
モチーフは「自然」で、海や林、川、山などを幾何学模様で表現。
線は細く、0.5mm~0.8mm。
北欧風の雰囲気。
背景は白のみ。使う色は、線の灰色と背景の白のみ。ほかの色は一切使用しない。

この塗り絵を作成する直前、色の指示を「背景は白」と伝えたところ、背景以外のモチーフ(山や森)には着色されてしまい、塗り絵ではなくイラストが完成してしまいました。
そのため、はっきりと白と灰色以外は使用しないことをプロンプトに加えた結果、完成したのがこちら。

細かすぎないので、ちょっとした息抜きにもってこい。時間を決めてルーティン化しても良いですね。私は寝起きの気持ちを整えるために利用しようと思います。
③写真をもとに
◆プロンプト
添付した写真をもとに塗り絵の作成をお願いします。モチーフは浮き輪で遊ぶ犬。背景は波打ち際。線は0.8mm以下で、5~6時間かけて完成させるくらいの細かさ。雰囲気は夏らしいポップな感じ。向きは横長。使う色は背景の白と、線画のダークグレーのみ。

ChatGPTにプロンプトを送信する際、入力画面左下に表示されている「+(プラスマーク)」から画像の添付ができます。

友人や家族の写真を利用して作成すれば、プレゼントにももってこい!
おすすめの使い方
◆おすすめの使い方
- 隙間時間に少しずつ塗る
- お気に入りの塗り絵を額に入れて飾る
- プレゼントカードや栞に
- 完成した塗り絵をステッカーにアレンジ
- アドベンドカレンダー風にして、毎日少しずつ塗る
隙間時間にワンブロックずつ塗ったり、休みの日に好きな音楽を聴きながらのんびりと楽しんだり。
着色が完了した塗り絵をプリンターでスキャンしてパソコンやスマホに取り込み、ステッカーや栞などのグッズにアレンジしても可愛いかと思います。

ぜひ自分だけの楽しみ方を見つけてください♪
まとめ:気軽に始める”わたし時間”

今回はChatGPTを利用して自分だけの塗り絵をつくる方法をご紹介しました。
筆者自身は、紹介した塗り絵のほかにも一緒に暮らしている犬の画像をもとに何枚か塗り絵を作成してみました。普段の生活では見られない愛犬のユニークな姿が見ることができて、とても面白かったです。

雨の日や静かな休日、おうちで過ごしたい日にもってこい。気分転換や、集中力アップにもおすすめですよ♪ 気になった方はぜひ一度試してみてくださいね:)
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