年を重ねるごとに太りやすくなり、28歳になった2024年、ついに過去最高体重を記録した。
ただでさえ代謝が落ちているなかで、心的な理由で外出が困難になり、暴飲暴食を重ねた結果だった。
いくらか体調が軽快してきたので、体力付けも兼ねて、ステッパーでダイエットをすることに決めた。

梅雨や夏など、外出が面倒な時期の運動におすすめです。
ステッパーとは|家の中で手軽に有酸素運動ができる
ステッパーとは、ステップ板に足をのせて交互に足踏みをすることで脂肪燃焼や下半身筋トレが叶うフィットネス器具。
シンプルな動きでありながら、坂道を上ったり階段を上下したりするのと同じような負荷をかけることができるため、ウォーキングよりも消費カロリーが多いことも魅力のひとつである。
種類には、「ストレートステッパー」「サイドステッパー」「ツイストステッパー」などがあり、鍛えたい部位によって使い分けがされる。

有酸素運動をしながら下半身の筋肉を鍛えることができるため、運動不足の解消や出不精の方にもおすすめです。
ステッパーを選んだ理由|運動初心者でも使いやすい
【ステッパーを選んだ理由】
- 価格が手ごろ
- 家の中で有酸素運動ができる
- 動きがシンプルなので運動初心者でも行いやすい
- 場所を取らないので、狭い部屋の中にも置きやすい
- ドラマやアニメを見ながら行えるため、飽きずに続けやすい
ステッパーの価格は、安いものでは8,000円~発売しており、エアロバイクなどの有酸素運動マシーンと比較すると半額以下で購入できる。半年使い続けると考えれば、一月当たり「1,333円」。ジムへ通うことと比べても、相当経済的である。
続いて、わざわざ外へ出なくても有酸素運動ができる。私自身、現在も外出困難な状態が続いているため、パジャマのまま部屋の中で運動ができるのはとてもありがたい。
また、その場で足踏みをするだけのシンプルな動きのため、身体の部位をどうやって動かしたらいいのかなど、難しいことを何一つ考えなくても行える。
動きに慣れてきたら、ドラマやアニメを見たり、英単語を覚えたりしながらでも余裕をもって動けるので、飽き性な人でも続けやすい。
最後に、最も魅力的だと感じたのは、そのコンパクトさ。
エアロバイクは2人がけソファ程度の幅をとるが、ステッパーは肩幅程度のスペースがあれば十分。高さも膝下程度と低いため、6畳程度の部屋に置いても圧迫感がないのも魅力だった。
AEROLIFEのステッパーを選んだ理由
【AEROLIFEのサイドステッパー/ライト70の買ってよかった点】
- 価格が10,000~と手頃
- 消費カロリーが表示される
- 利用時間が表示される
- ボタンがひとつで操作が簡単
- マットレスが付属している
- 商品説明書が丁寧
この度購入したのはAEROLIFEのサイドステッパー/ライト70。率直に言うと、このステッパーを選んだ理由は、「楽天市場」で検索した際に最も口コミが多かったからである。
いざ届いて利用してみると、その口コミの多さ・レビュー評価の高さにも納得した。
手頃な価格であること以上に、「消費カロリー」「利用時間」が自動で記録される。自分でメモをしたり、計算をしたりしなくて良いのは、とても便利である。頑張りが目に見えるため、達成感にもつながる。
またネットで注文をすると商品説明書が付属していないことがあるが、AERO LIFEのサイドステッパー/ライト70には、きちんと商品説明書が付属しており、また内容がとても丁寧で感動した。
基本機能についてはもちろん、使い方についても初心者向けの身体の動かし方と上級者向けの身体の動かし方を説明してくれていたり、ほかの運動(普通の歩行、縄跳びやサイクリングやジョギング)との比較表が掲載されていたり、説明書を読むことで一層ステッパーダイエットへのやる気が焚きつけられた。

初心者向けに負荷の軽いステッパーもあります。運動不足の解消が目的の方や、あまり負荷をかけたくない年配の方などにおすすめです。
ステッパーダイエットの内容
【ステッパーダイエットの内容】
- ステッパーは〈1回5~10分×6回〉行う
- バランスの良い食事を心がける
- 摂取カロリーを基礎代謝内に抑える
- 食事内容をアプリで記録する
ステッパーでダイエットをするにあたって、上記のルールを設けた。
まず、久しく運動をしていないため、無理なく続けるためにも1回の運動は短い時間にして、複数回行うことで消費カロリーを稼ぐ。
続いて食事面に関しては、「体調を壊さないこと・きちんとエネルギー消費できる身体づくりをすること」を目標にバランスの整った食事を心がける。
当然ながら、せっかく運動しても摂取カロリーがそれを上回ってしまったら元も子もないので、一日の摂取カロリーは基礎代謝に収まるように気を付ける。
最後に、結果が出なかったときに反省ができるよう、食事内容の記録も行う。カロリー計算と、食事内容の記録にはスマートフォンのアプリ「あすけん」を利用することにした。
ステッパーダイエットに向けて準備をしよう
【事前準備の内容】
- ステッパーに身体を慣らす
- 「あすけん」のインストール
始めるにあたって、2つの事前準備を行う。
ステッパーの使い方
【ステッパーの使い方】
- 左右のペダルのうち、床に近いほうのペダルから足を乗せる
- 背筋を伸ばし、お腹に力を入れた正しい姿勢で立つ
- ゆっくりと左右のペダルを踏み込む
- 呼吸を止めずに、左右のペダルを踏み続ける
まず、ステッパーを踏んでみて、その重さに驚いた。シンプルな器具でありながら、踏み込む足に全身の体重を集中させないと、なかなかペダルが下がらない。はじめは片足を踏み込むのに、10秒近く時間がかかった。
無理をすると膝や腰に負担がかかりそうだったので、慣らしの期間を2~3日用意して徐々に身体を慣らすことにした。

踏み込む感覚は、コシのあるうどんを踏んでいるときや、膝下まであるプールの中で洗濯物を踏み洗いしているときに近く、慣れてくると気持ちがいいです♪
アプリ「あすけん」の使い方
【「あすけん」の使い方】
- アプリのインストール
iPhone: App store
Android: Google Play Store - 基本情報の登録
年齢や性別、体重などを登録する。 - コースの選択
あすけんには目的に応じて、複数のコースが用意されている。アプリからの質問に答えることで、自身に合ったコースの提案もしてくれる。 - 食事内容の登録
コースの選択まで完了すると、マイページが開かれる。「朝食」「昼食」「夕食」と書かれている横の鉛筆マークをタップすると食事内容の登録ができる。
食事管理にはスマートフォンアプリ「あすけん」を利用する。あすけんは、2007年に日本で生まれたサービスで、ダイエットや健康管理を目的にした食生活改善をサポートするアプリである。
毎食食べたメニューを登録すると自動でカロリー計算を行ってくれるので、自分で調べる手間がかからず、面倒くさがりな私でも続けられている。
また、食事の内容を記録すると、アプリ内の栄養士から食事へのアドバイスが届く。自分で気が付かないうちに不足している栄養素や、多く摂りすぎている栄養素についても教えてくれるので、栄養に関する知識がなくても健康的な食生活が目指せる。

「あすけん」にはスマートフォンアプリのほか、パソコンでもサービスを展開しています。ご自身がよく使うデバイスでの利用がおすすめです。
ステッパーダイエット記録
実際に自分がステッパーを利用した記録を紹介します。
1週間目
【運動時間】
月曜日:30分
火曜日:10分
水曜日:30分
木曜日:40分
金曜日:45分
推奨されている運動時間は「運動強度(小)」で「週に2~5日/1日12分~60分」だったため、1週間のうち上記の5日間でステッパーを行った。
火曜日には坐骨神経痛がつらかったため、あまり動くことができなかったが、平均して【31分/日】、ステッパーを利用した。

はじめは5分継続するのもつらく感じましたが、4日も継続すると10分程度は余裕で踏み続けられるようになりました。
体重の変化は
初日 | 6日目朝 |
---|---|
61.1kg | 60.2kg |
5日間ステッパーを利用した結果、6日目の朝の計測では、初日より「-0.9kg」。
体重には大きな変化は見られなかったが、1週間続けたことで、むくみが取れ、フェイスラインがすっきりし、身体が軽くなった。

有酸素運動によるダイエット効果が得られるのは、およそ1~3か月後とのことなので、継続して経過を観察しようと思います。
【まとめ】ステッパーは運動不足の解消にもおすすめ
【ステッパーを5日間使った結果】
- むくみが取れた
- フェイスラインがすっきりした
- 身体が軽くなった
- 食事への罪悪感が減った
何より、身体が軽くなったことで日中にパソコンを触れるようになったことが大きい。個人的な話になるが、私は今年の春以降、ほとんど寝たきりの状態が続いていた。元々好きだった読書もできなくなり、パソコンに向かうこともずっとできなかった。
それがステッパーを始めてからは毎日2時間以上、パソコンに向かえているほか、本も2冊読むことができた。先週までの自分からは想像できないことだ。自分に足りないのは「運動」だったのか、とはっとした。
まだまだお酒を飲まないと不安で眠れない状態が続いているが、ステッパーを続けることで、体調が安定したら、お酒を飲まなくてもスムーズに入眠できるようになるかもしれない。
変化があってもなくても、ステッパーを習慣的に行っている限り、この記事は更新するので、良かったら経過を見守っていただけると嬉しいです。

あくまで私の場合だけれど、ステッパーを利用したことで自律神経に良い影響があったのか、気持ちが前向きになってきたので、心的理由で外出が困難な方にも室内で手軽に行えるステッパーはおすすめです。
追記:ステッパー利用から半年弱経過して
2025年5月5日、改めてこの記事を編集している。正直に言うと、この記事を書いた翌週あたりからまたメンタルが不安定になり、それから約3か月間は不安定な状態が続いていた。
この記事を書いた12月の後半には、ほぼステッパーをやらなくなり、体重もますます増え、2025年3月ごろには過去最高体重「62.3kg」を記録した。
しかし不安定な精神状態でありながら、2025年2月ごろにはステッパーを再開し、暴飲暴食こそ続いていたものの5月現在までに様々な変化があった。
2024年12月 記事執筆当時 | 2025年5月 現在 |
---|---|
お酒を毎日1.5L以上飲んでいた | 多くて1日1L程度に減少。1.5L飲むことは週に1,2度 |
人と一緒でも外出することが怖い | 晴れている日は基本散歩へ行き、7,000~1,500歩あるく |
社会復帰のイメージができず、死を意識 | 過去の反省を活かし、そろそろ社会復帰をしようと職探しのサイトを見ている |
役所へ行くことが怖い(退職後の手続きやマイナンバーの受取で行く必要があった) | 緊張こそしたが、必要な手続きを自分でできるようになった |
椅子に座って、1時間もじっとしていることができない | 映画館で3時間弱の映画鑑賞ができた |
頭がぼーっとするので、読書はおろか新しいことを学習することなんて無理 | 文章がすっと理解できずに、一文を繰り返しなぞることはあるものの、読書を楽しめるように |
毎日Youtubeや何度も見ているアニメばかり見ていた(流していた) | Youtubeやアニメに飽きを感じるようになった |
お酒を飲むと、欲しくないものまで購入してしまい、無駄に散財していた | 無駄な出費が5分の1程度まで減った |
この約6か月での変化はぱっと思い出せるだけでも8つ。ステッパーや散歩など、有酸素運動が日課になったことと、暴飲暴食の頻度が減ったことで体重も約2kg減った。
やはりダイエットのためには心の健康が最優先で、そのために運動をする、というのが大切なのだなと感じた。
一方変わっていないことと言えば、やはり「睡眠」だろうか。布団に入ってもすぐには寝付けない。また、「寝付けない」と思っているから布団に入ることが怖く、日中に身体を動かして疲れさせていても布団に入ると緊張してしまい結果として頭が冴えてしまう。
そして頭が冴えて眠れないという事態を回避するためにお酒を飲む、という悪循環。この点について、ダイエットと同じように、不安の種がひとつ減れば布団に入ることへの緊張もなくなるのでは、と思っている。
そのため無理してお酒をやめることで眠れないことのストレスを増やすより、今自分が抱えている不安のひとつ「働き口」を見つけることを優先しようと思っている。働き口が見つかって、仕事に専念できるようになれば自然に「眠れない」ことへの不安も消えて、お酒を飲む必要もなくなるだろう。
健康的な解決方法とは言えないが、ゆっくり着実に現状を脱していこうと思う。
長文になりましたが、ここまで読んでくださった方、どうもありがとうござます。読者の方に、良い夢が訪れますように。
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