劇場版「名探偵コナン隻眼の残像」、公開から1週間が経過してしまいましたが、ついに先日鑑賞してきました!
Huluにまとめられていた「名探偵コナンセレクション」で予習はばっちり。名探偵コナン作品の中で最も推しているキャラ・赤井さんの缶バッチを連れて…。今回は、ファンとして「名探偵コナン隻眼の残像」の感想を記録します。

本記事はあくまで個人の鑑賞記録です。コナンファンの方と共有したくて書いていますが、個人の好みが強く反映されていることをご了承ください。
「名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)」

◆監督:重原克也
◆脚本:青山剛昌、櫻井武晴
あらすじ
舞台は雪山。10か月前、長野県警・大和勘助警部は強盗犯の追跡中、何者かに狙撃され、そのまま雪崩に巻き込まれた。
時は、それから10か月経過した現在、長野県にある研究施設に何者かが侵入。女性職員が襲われる。通報を受けて現場に到着した大和警部の左目の傷が疼く。
所は変わって警視庁。件の雪崩事故について調べていた鮫島という警部が何者かに襲われ、警部の仇を取るためにも旧友の毛利小五郎は捜査に乗り出し…。
個人的に良かったところ
ここから先はネタバレを含みます。

また大変偉そうな感想も含むため、嫌な気持ちになる方もいるかもしれません。個人の感想であることをご了承ください。
- 登場人物全員(長野県警、少年探偵団、哀ちゃん、小五郎、蘭、コナン)に見せ場がある
- クスッと笑えるポイントが多い
- 久々に幼さを武器にしたコナンくんがたくさん見られた
- 雪崩に巻き込まれた勘助を見つけたときの高明を見られた
- ストーリー全体を通してミステリー要素が強く、推理しながら楽しめた
近年のコナンは”ミステリー<インパクト”の印象がつよく、記憶には残るけれどストーリーに一貫性がなかったり、いまひとつテーマが曖昧だったりして「もはやコナンってアクション映画だっけ?」と少し気持ちが離れていたのだけど、今回の映画は推察のしがいがあって面白かった…! - かっこいいおっちゃんを見ることが出来た。銃の腕前がさすが…
- 全く新しい降谷さんを見られた
これまでの降谷さんのほうが甘さがあって、アイドルみが強かったように感じる。
新しい降谷さんは渋さがつよくて、近寄りがたく仕事人間さが増したように感じた。 - 博士のクイズがまともだった
- 科学者・哀ちゃんを見ることができた
- ヘタにストーリーが壮大にならなかったので、まとまりがあってよかった(犯人のしようとしていたことは、国家を揺るがすものだったけれど)

個人的に微妙だったところ
- 強盗事件の被害者の父が犯人を許す場面は、寛容すぎてついていけなかった。
- 強盗事件の犯人が、被害者の墓にお花を供えた理由。強盗事件を働く人間が、被害者の自死にそこまで思い入れを持てるのか。自分が共犯者に殺されても致し方ない、と思えるのか、といった点は共感できなかった。

ただ、映画鑑賞日、実は頭痛がしていたくらい寝不足だったので、私の考察力に問題があるのかもしれない。もう一度、今度は体調の良い日に鑑賞しようと思います。
余談|映画館で靴を脱ぐ人々
映画を鑑賞するとき、私はなるべくスクリーンの中心が正面にくるように座席を予約します。基本的にシアター内はシアター前方に5~6段程度の座席があり、そこから通路を挟んで後方に十数段の座席が配置されていますよね。
コナン映画は特に没入感が欲しかったので、通路のすぐ後ろ、後方座席の最前列でスクリーンの真ん中が正面になるよう座席を選びました。
目の前が通路の手すりで前の座席とだいぶ離れているので、視界が開けていて良いなぁと思っていると鑑賞直前になって私の左右にそれぞれ2席空けた場所に一人客がやってきて、腰を下ろすなり靴を脱ぎ始めたのです。それも2人とも。
足が痒いのか靴の中に異物でも入っているのか、公共の場で何を脱いでいるんだと怪訝な気持ちでいると、靴下のままで手すりに足を乗せ、そのまま鑑賞スタート。
きっと彼らは手すりに足をのせて鑑賞したいがために通路のすぐ後ろの座席を買っているんでしょうが、手すりに足をのせるという発想すらなかった私は大変驚きました。あれは、よくあることなんでしょうか?
リラックスして鑑賞したい気持ちもわからないではないですが、視界の両端にずっと他人の足があり、彼らが足を組み替えるたびに映画から意識が逸れました。
長文の愚痴となりましたが、右に座っていた女性は心からコナン映画を楽しみにしていたようで、映画の最中、何度もすすり泣いたりクスクス笑ったりしており、感情の起伏があまりなくなってしまった私はその純粋さが少し羨ましかったりするのでした。
【まとめ】劇場版名探偵コナンはどんどん面白くなる!!

長文の個人的感想を読んでくださった方、どうもありがとうございました。今年のコナン映画は過去作品の良さ(ミステリー要素)と、近年の作品の良さ(インパクトのある演出、構成、迫力のあるアクション)が融合されていて、とても面白かったです。
また、登場人物全員にまんべんなく見どころがあるので、コナン入門編としても良さそうだなと感じました。
来年の映画には風の女神様が出るようですね。あの人の姉ということは、もしかして公安も…、いや警視庁と神奈川県警のコラボか…?と期待してしまいます。

よかったら「名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)」を見た感想を、コメントで教えてもらえたら嬉しいです 🙂
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